FXの基礎

価格が上昇したら買うのは間違い!?チャートを分析することの本当の意味!?

トレンドフォローの間違った認識
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トレードというのは、多くの投資家がまだ本格的に資金を投入してこないうちに仕込み、彼らが追随してきたら今度はいない方向に逃げるのが基本です。

つまり、トレードにおいて最もしてはいけないことは、「価格が上昇したから買う・下落したから売る」という行動です。初心者の方や、勝てないトレーダーの多くがしてしまう行動です。

1.トレンドフォローは、上昇したら買うのでは?

「価格が上昇してきたから買う」というのは、トレンドフォローをするのであれば間違っていないようにも聞こえます。もちろん、完全な間違いではありませんが、レートが上昇してきた時点で、既に利益確定のタイミングを図っている投資家が存在することを忘れてはいけません。

ちょっとした前回高値ラインを更新してきたからといってエントリーすると、その瞬間にそのレートの伸びが止まってしまい、いきなり下げてきた。。ということはよくあると思います。これが、ただ単に上昇してきたから買うという行動の結果です。価格が上昇してくれば、当然利確する投資家も出てきます。

 
高値ラインの更新でエントリーするのであれば、そのライン上に買い注文が集中しなければいけません。具体的には、現在売りポジションを持っている投資家の損切りの買い注文・高値ライン超えでの買いを考えている投資家の新規の指値買い注文などですね。

こうした注文が集中した高値ライン超えであれば、それらの注文を巻き込んで勝手にレートは一気に上昇していきます。

 
このような注文の集中といった見極めができず、単にちょっとした高値を更新してきたからエントリーすると、その前にポジションを仕込んでいた投資家に絶好の利益提供の機会を与えてしまうことになります。

勝っている投資家からすると、追随してきてくれてしめしめと感じ、サッと利確をして撤退の売り注文を浴びせることでレートは再び下げることになります。

 
チャートを分析するというのは、過去の値動きから、他の投資家が次にどのような行動をとってくるのかを読み取ることと同意とも言えます。

*損切り注文が溜まるポイントについては、記事:逆行しないで!!一気に思惑方向に伸びるエントリーポイントが知りたい!?も確認してください。

2.トレンドフォローはトレンドで利を得るもの

相場の値動きに飲み込まれている行動の典型としては、「レートが伸びてきたから慌ててエントリーすると、その瞬間にレートは反対方向に。。」といったものや、「焦って利確・損切りすると、その後何故か思惑方向にしっかりレートが伸び始めた。。」といったものがありますね。

これらは、自分の意志でエントリーし利確・損切りしているつもりでも、相場の値動きに飲み込まれています。市場に参加している投資家の9割は負けていると言われますが、そうした9割と同じ行動をしているということです。

 
トレードにおいては、他の投資家の行動に追随するのではなく、利用するという姿勢が大切です。

レートが上昇し始めると、よし!買っていこう!と我も我もとたくさんの投資家が相場に参加してきます。しかしながら、そうした大多数が属するグループと同じ行動をしている限り勝つことはできません。

その一歩前にポジションを仕込んで、大多数が参加・追随してくることでできあがったトレンドを利益に変えるのがトレードです。レートが動いたからエントリー!と判断している時点で、それは大多数のグループに属していることと同意であり、すでに相場に飲み込まれています。

 
まだ多くの資金が投入されてこないうちに仕込み、大多数が参加してきたらサッと逃げるのが勝つトレードです。

2-1.一歩前にポジションを仕込む押し目買いポイント

下図の模式図を見て下さい。上昇トレンド中の局面で、Aで一旦の高値を付けてから押し目を築き、再度Aの高値を更新することで一気に上昇しています。

押し目買いで有効なエントリーポイント模式図

Aで分かりやすい高値を一旦つけたことで、この後再度この高値を更新してきたら買っていこう!と考える投資家は当然増え、ライン上に新規の指値買い注文が溜まり始めます。

また、Aから一旦押し目を築いて下げていますが、これはそれまでの上昇で買いポジションを持っていた投資家の利確の売り注文に加えて、調整の戻しを期待した投資家の売り注文、トレンド転換かな?と判断して成行で売りを仕掛けてきた投資家の売り注文などによる下げですね。

こうした売りを仕掛けた投資家の損切りは、直近高値であるAのライン上に溜まることになります。

 
その後、利確の売り注文などが一巡すると下げ渋り、調整の戻しを期待して売りポジションを持っている投資家などは一旦の利確の買い注文を入れ始めます。それを見て、主要トレンドに乗っている投資家が、押し目と判断して改めて買い注文を入れ始めることで、レートは再度上昇し始めます。

Aで利確することなく買いポジションを持ち続けていた投資家などは、更に買い増ししてくる局面にもなりますね。

 
こうした押し目を築いて、一転上昇に転じ始めるBで買いエントリーするのがトレンドフォローです。上図が例えば1時間足の模式図であれば、下位足の5分足などでBのポイントでトレンド転換のサインがあれば入っていくわけです。このBのポイントが、勝つトレーダーのエントリーポイントです。

Bで買いエントリーして、前回高値であるAのラインをCで上抜けてくれば、ライン上に溜まった買い注文を巻き込んで勝手にレートは上昇していきます。その動きを見て、慌てて資金を入れてくる「相場に飲み込まれた投資家」によって、更に勢いを増してレートは上昇していきますね。

Bでエントリーしている投資家からすれば、しめしめという感じで、利確の売り注文を浴びせるタイミングを虎視眈々と図っています。

 
大多数の投資家は、分かりやすい高値ライン抜けであるCでエントリー、もしくは一気に伸びたのを見て飛びついてくるわけですが、その頃には勝っている投資家は、全く逆の注文を入れるタイミングを図っていることになりますね。

*水平ラインの引き方については、記事:水平線の正しい引き方知ってる?ラインがないとトレードなんてできません!!も確認してください。

3.まとめ

チャートの向こう側には、現在買いポジションを持っている投資家・売りポジションを持っている投資家・売買ポイントを探っている投資家の3種類が必ず存在しています。

これらの投資家が、次にどのような行動をしてくるのか・どのような注文を既に入れているのか、そうしたことを過去の値動きの履歴であるチャートから読み取って、自らの行動を決めるのがトレードです。

そうした投資家の心理・行動・注文を見えやすくしてくれるのが、ラインであり各種のインジケータです。ただ単にレートの上下を追いかけるのではなく、このような3種類の投資家の行動を考えながらトレードすることで、チャートが全く違った景色で見えるようになります。

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