相場環境・トレード解説

【2021.12.12ドル円】現在の相場環境と次週のトレード戦略について。

■2021年12月12日 ドル円解説動画

次週(12/13~)以降のトレード戦略・現在の相場環境について考察しました。また動画内最後に、予想とシナリオ構築の違い・チャートパターンの適用についても触れています。

1.現在の相場環境と次週(12/13~)のトレード戦略

現在は日足・4時間足チャートで見ると、上値を押えられ足元はサポートされて、売り買いが拮抗しやすいエリアの中でレートが推移しています。下位足では窮屈な値動きにも繋がりやすく、仕掛ける際には明確なレジスタンス・サポートとなる節目の形成を待ち、それらを背にした丁寧な押し目買い・戻り売りをしていきたいと考えています。

トレードで利益を上げていくには、当然ですが「安値で買って高値で売り抜ける」「高値で売って安値で買い戻す」ことを丁寧に繰り返す必要があり、誰もがトレンドが発生したと認識できる局面になってから追随していたのでは高値掴み・安値掴みとなり、既にポジションを保有していたトレーダー達の利益確定の売り・買いの注文の値動きに飲まれて、反転・損切りとなるリスクは高くなります。
 
現在のような相場環境の下では特に、中途半端な局面からの仕掛けは命取りとなるため、一度トレンドの値動きを逃してしまったとしても焦らず、もう一度しっかりと押す・戻すのを待つ丁寧な押し目買い・戻り売りを心掛けていきたいと思います。

2.有効に機能しやすいチャートパターンとは

上記動画内最後にチャートパターンについて少し触れましたが、様々な書籍等で紹介されている各種のパターンもそれ単体では実トレードでは全く機能せず、それが有効に機能しやすい相場環境なのかどうかを判断することがより重要となります。

そのためには、上位足からトレード足である下位足に相場環境を適切に落とし込むマルチタイムフレーム分析は、デイトレーダーにとっては必須の技術であり避けては通れません。動画内で日足から順に下位足に相場環境を落とし込んでいっているのは、私の実際の思考過程を言語化したものですので参考にして下さい。

*チャートパターンについては、記事「チャートパターンって何故有効なのか知ってる!?その局面では全く使えません!!」も参考にしてください。

■まとめ

どれだけ利益を上げられるかは相場次第であり、大きく資金を増やす週もあればほとんど利益を上げられない週も当然あります。難しい窮屈な値動きが続く中では、そこでもいかに利益を上げいくかと考えるのではなく、自分が仕掛けられる局面ではないのなら、いかに手を出さないかがより重要になります。

無駄に仕掛けて損失を抱えてしまっては、それを取り戻すのに無駄な時間を消費することとなり、結局自分が仕掛けられる局面を丁寧に待つ方が資金を増やす近道になるのです。

今後は不定期になるかもしれませんが、また少しずつ投稿を再開できればと思っています。