テクニカル分析

チャートパターンって何故有効なのか知ってる!?その局面では全く使えません!!

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さまざまな書籍やサイトで紹介されているチャートパターンと呼ばれるものも、ただその形状を覚えてそのままトレードに利用しても全く使えません。

何故そのパターンが有効に機能するのかという、根本的な本質を理解することで、それが機能する局面・機能しない局面も分かり、少々形状が崩れても的確に対処することが可能となります。

1.何故そのチャートパターンが有効に機能するのか?

チャートパターンと呼ばれるものも、ただその形状が確認できたからといって、そのまま教科書通りのトレードをしても利益を残すことはできません。

表層的な理解ではなく、それが機能する理由を深く知ることで、さまざまな応用が可能になってきます。

1-1.ヘッドアンドショルダーズ

下図の、トレンド転換を示すチャートパターンの代表格であるヘッドアンドショルダーズを見てください。

ヘッドアンドショルダーズのエントリーポイントと売り注文の集中

上図左のヘッドアンドショルダーズと呼ばれるチャートパターンでは、青で示したネックラインを下抜ける赤◯のポイントが、ひとつの有効な売りポイントとして広く紹介されています。この赤◯が売りポイントとして有効なのは、ここに他の投資家のさまざまな思惑の売り注文が集中するからです。

それまでの上昇でずっと買いポジションを保有してきた投資家(A)は、(B)や(C)で2度安値をつけて支えられてきたことで、青線ライン直下に決済ラインを引き上げ始めます。

その後赤◯の局面を迎えると、高値を切り下げて安値更新することになることからトレンド転換が確定し、投資家(A)の多くがポジション解消の売り注文を一斉に入れ始めます。青ライン直下に決済ラインを引き上げていた投資家は、自動的に一旦決済売り注文を入れることになりますね。

 
また、(B)でつけた安値を押し目と判断して買いを入れた投資家(B)は、青線ライン直下に損切りラインを設定して次の上昇をうかがっています。その後さらに(B)と同値の安値をつけた(C)では、新たな押し目と判断して買いを入れた投資家(C)が存在し、彼らの多くも青ライン直下に損切りラインを設定しています。

その後、青のネックラインを下抜ける赤◯の局面を迎えると、(B)や(C)で買いを入れた投資家達は皆損切りラインにかかり、売り注文を入れざるを得ない状況となります。

ヘッドアンドショルダーズのエントリーポイントと売り注文の集中

さらに赤◯の局面は、高値を切り下げ安値を更新するポイントであるため、下降トレンドへのトレンド転換ポイントだと判断されて、新規の売り注文も誘いやすいポイントになります。

青ラインの直下には、図中の黒◯のように、どんどん売り注文が溜まっていくのが見えてきますね。

このように青のネックライン直下には、以下(1)〜(3)のさまざまな思惑の売り注文が集中することにより、ラインを下抜けるとそれら売り注文を巻き込んで、レートは一気に下げることになります。

(1) それまでの上昇(A)で買いポジションを保有してきた投資家の決済売り注文
(2) 直近の(B)(C)で買った投資家の損切り売り注文
(3) 新規の売り注文(高値切り下げ・安値更新によるトレンド転換)

 
これがヘッドアンドショルダーズにおいて、赤◯が売りポイントとして有効に機能する理由です。(上図右の逆ヘッドアンドショルダーズの場合も、全く同じ考え方。)

 

*ヘッドアンドショルダーズについては、記事:トレンド転換のチャートパターン。ダブルトップとヘッドアンドショルダーズの正体知ってる!?も参考にしてください。

*高値切り下げや安値切り上げによってトレンドを判定するダウ理論については、記事:トレンドの転換は明確なシグナルが出るまで継続する!?ダウ理論の基本を再確認しよう!!を確認してください。

それでは、もうひとつ別のチャートパターンも見てみましょう。

1-2.ディセンディング・アセンディングトライアングル

下図は、ディセンディングトライアングル・アセンディングトライアングルと呼ばれているチャートパターンです。

アセンディングトライアングルとディセンディングトライアングルが有効に機能する理由

上図左のディセンディングトライアングルを考えてみると、一般的に図中赤◯がひとつの売りポイントとして広く紹介されています。

まず、それまでの下げで売りポジションを保有している投資家(A)は、高値を切り下げて続けている限り特に決済する理由もありません。一旦青ラインでサポートされましたが、そのラインを下抜ける赤◯の局面では、さらに売り増してくる投資家も出てきますね。

それまでの下げで売りポジションを保有できなかった投資家も、高値をしっかり切り下げながら青のサポートラインを下抜いたとなれば、新規の売り注文も入れやすくなります。

このように赤◯の局面では、既に売りポジションを保有している投資家の売り増し注文や、新規の売り注文が入りやすくなります。

アセンディングトライアングルとディセンディングトライアングルが有効に機能する理由

また一方で、一旦の安値をつけた(B)で、反転の上昇を狙った買い注文を入れた投資家(B)が存在します。彼らの多くは、直近安値である青ライン直下に損切りラインを設定しています。

その後さらに、再度(B)と同値で安値をつけた(C)で、サポートされたと判断した投資家(C)が新たに買い注文を入れ始めます。彼らの多くも、青ライン直下に損切りラインを設定しています。

このように青ライン直下には、ラインでの反転を狙った買い注文を入れた投資家(B)(C)の損切り売り注文が溜まっていることになりますね。その後、この青のサポートラインを下抜ける赤◯の局面を迎えると、それらの損切り売り注文を巻き込んで、レートは大きく下げることになります。

 
これが、ディセンディングトライアングルを形成した後、赤◯のポイントで売っていける根本的な理由です。青ライン直下に溜まる売り注文をまとめると、以下のようになりますね。

(1) それまでの下落(A)で売りポジションを保有してきた投資家の売り増し注文
(2) 新規の売り注文(高値切り下げ・安値更新による下降トレンド継続確定)
(3) 直近の(B)(C)で買った投資家の損切り売り注文

アセンディングトライアングルとディセンディングトライアングルが有効に機能する理由

上図右のアセンディングトライアングルについても、同様の考え方で青ライン直上にはさまざまな思惑の買い注文が集中し、ラインを上抜ける赤◯の局面を迎えると、レートはそれらの注文を巻き込んで一気に上昇することになります。

上図右の青ライン直上に溜まる注文をまとめると、以下のようになります。

(1) それまでの上昇(A)で買いポジションを保有してきた投資家の買い増し注文
(2) 新規の買い注文(安値切り上げ・高値更新による上昇トレンド継続確定)
(3) 直近の(B)(C)で売った投資家の損切り買い注文

2.有効に機能する根拠が曖昧なチャートパターン

ここまでは、ヘッドアンドショルダーズやディセンディングトライアングルを例に、何故そのチャートパターンが有効に機能するのかという理由を考えてきました。

ここでは、さまざまな書籍やサイトで広く紹介されているパターンの中でも、その有効性の根拠が曖昧だと私が考えるものについて見ていきます。

下図を見てください、一般にフラッグと呼ばれているチャートパターンです。

フラッグのチャートパターンの根拠が曖昧な理由を表したチャート

上図左のようにフラッグでは、図中黒◯がひとつの買いポイントとして広く紹介されていますね。しかしながら、この黒◯の局面では、未だ相場は一旦の下降トレンド継続中(高値切り下げ・安値更新継続中)です。

そのため、上図右のように、直近高値である青ライン付近で反転して、赤矢印のように再度下げに向かうリスクが非常に高い局面とも考えられます(下降トレンドを継続していく流れ)。

また、黒◯の局面では直近高値である青ラインも上抜けていないため、(A)などで売りを仕掛けていた投資家の損切り買い注文を巻き込むこともありません。かつ、安値も切り上げていないことから、未だ新規の買い注文も誘いにくい局面です。

このように黒◯の局面では、未だ一旦の下降トレンド継続中であり、他の投資家の損切り買い注文・新規の買い注文もしっかりとは入りにくい環境であるため、買っていくのには少々リスクが高くなることが分かります。

 
上図のフラッグのパターンから買いを検討していくためには、例えば下図のような条件が加われば、そのリスクが大幅に減少されることになります。

フラッグのチャートパターンに条件を加えることでリスクが軽減される例

上図左では、2度同値で安値をつけることで、レートが一旦買い支えられてWボトムを形成し、青ラインをネックラインとして上抜いていますね。

このような局面であれば、一旦支えられたとみて直近(A)などで売っていた投資家も決済・損切りの買い注文を入れ始め、しっかり支えられての青のネックライン上抜けでトレンド転換が確定することから、新規の買い注文も誘いやすくなります。

Wボトムではなくとも、しっかりとした安値の切り上げを確認することは大切です。

フラッグのチャートパターンに条件を加えることでリスクが軽減される例

上図右は、一旦直近高値ラインを上抜いた後、その高値で反転してしっかり安値を切り上げてからの買いエントリーです。

直近高値を上抜くことで、(A)などで売っていた投資家の損切り買い注文を一部巻き込みますが、未だ安値を切り上げていないため、半信半疑で未だ売りポジションをホールドしている投資家もいます。しかしながら、その後直近高値に支えられながらしっかり安値を切り上げてトレンド転換が確定することで、さずがにお手上げと判断されて売りポジション解消の買い注文が入りやすくなります。

同時に、支えられながら安値を切り上げ・高値更新することで、当然ながら新規で買い注文を入れたくなる投資家も増えることになりますね。

 
個人的にはこのように、その根本的な根拠が曖昧なチャートパターンについては、実トレードで利用することは一切ありません(フラッグやペナント・ウェッジなど)。

上記のフラッグについても、教科書的なチャート図を紹介している書籍やサイトはたくさんあっても、その理由・根拠を明確に示したものはどこにもないはずです。

どこかで紹介されていたからといって、表層的な浅い理解でそのまま利用するのではなく、その深い部分を自分自身で納得して理解することで、そこに安心して大切な資金を預けてトレードすることが可能となります。

3.パターンが有効に機能する局面としない局面

ここまではいつくかのチャートパターンについて、それが有効に機能する理由について考えてきました。しかしながら実際は、トレード足でこのようなパターンが確認できたからといって、即トレードできる訳ではありません。

パターン図だけを見れば有効だと考えられますが、上位足からの相場環境によっては非常にリスクの高いトレードになることもあるのです。

下図の先程ご紹介した、ディセンディングトライアングルのチャートパターンを見てください。

チャートパターンが有効に機能する相場環境としない環境を表したチャート図

上図左では、青の上位足移動平均線がしっかり下向きでレートを上から押え、かつ一旦つけた図中(1)の高値も、赤の節目ラインで頭を押えられているのが分かりますね。

このような相場環境であれば、上位足から見ても図中(1)が高値の切り下げポイントになり、サポートされていたラインを下抜けることで安値更新が確定することから、上位足の投資家も黒◯の局面で売り注文を入れやすくなります。

上位足からしっかりとした売り注文が入ることで、レートはよりしっかりとした下落に繋がることになります。

チャートパターンが有効に機能する相場環境としない環境を表したチャート図

しかしながら、上図右では、上位足移動平均線は上向きでレートを支えるように位置し、黒◯の局面を迎えて一旦下げてきたとしても、赤の節目ラインがすぐ直下に控えていますね。

このような相場環境のとき、上位足から見れば図中(2)近辺が新たな安値の切り上げポイントとも判断でき、赤の節目ラインでの反転を期待した買い注文が上位足から入りやすくなります。

そのため、黒◯の局面を迎えて一旦下げてきたとしても、そうした上位足からの買い注文によってすぐに切り返されるリスクが高まることになります。

 
このように、全く同じチャート形状であっても、上位足の相場環境・節目ライン1本の位置によって、そのチャートパターンの有効性・リスクというのは違ったものになります。

そのようなリスクを把握しながらパターンを利用するのとしないのとでは、トレードの質も成績も全く違ったものになりますね。

 
*移動平均線の使い方については、記事:もう逆行しない!?移動平均線の見方と、思わず唸ってしまう鉄板の使い方!も確認してください。

3-1.上位足移動平均線・節目ライン1本で環境は全く変わる

それではもう一つ、ペナントと呼ばれるチャートパターンと相場環境との関係を見ていきたいと思います。下図は、ペナントと節目ラインとの関係を表したチャート図です。

ペナントのチャートパターンと節目ラインとの関係を表したチャート図

上図左では、一旦つけた安値がしっかり節目ラインに支えられているのが分かりますね。このように、節目ラインに買い支えられてからの安値切り上げ・高値更新で上抜けとなれば、より上位足から買い注文を誘い易くなり、レートもその後大きく伸び易くなります。

しかしながら上図右では、すぐ直上に節目ラインが控えていることにより、一旦上抜けたとしても、節目での反転を狙った売り注文が上位足から入りやすく、ダマシに繋がるリスクも高くなります。このような相場環境でチャートパターンを利用するのであれば、それ相応のリスク管理が必要になりますね。

 
それでは次は、上位足移動平均線との関係を見ていきます。下図を見てください。

ペナントのチャートパターンと移動平均線との関係を表したチャート図

上図左では、上位足移動平均線が上向きでレートを支えているのが分かります。このような相場環境では、上位足でもここが新たな安値の切り上げポイントとなり、上抜けすることで上位足から買い注文がしっかり入りやすくなります。

しかしながら上図右では、上位足移動平均線が下向きでレートを押えています。このような環境では一旦上抜けたとしても、上位足では単なる戻り目を形成するための戻しと判断され、上昇してきたところは戻り売りしたい投資家によって新たな売り注文が入りやすくなります。

そのため、上図右のような相場環境でチャートパターンを利用する際も、それ相応のリスク管理が非常に大切になってきますね。

■チャートパターンと相場環境についての解説動画

4.まとめ

このように、さまざまなところで紹介されているチャートパターンと呼ばれるものも、それが有効に機能する本質を理解することで、形状が少々崩れても根本的な考え方を応用することで対処ができ、チャンスやリスクを逃さないトレードが可能になります。

また、パターンが確認できたからといって即トレードできる訳ではなく、その局面で上位足からの相場環境が整っていることが大切です。

上位足からその方向への注文がしっかり入れば、その後レートは大きく伸びていくことになります。逆に、上位足から反対方向の注文が入りやすい相場環境であれば、トレード足でチャートパターンを確認できたとしても、非常にリスクの高いトレードを強いられることになります。

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